第1回総極真関東空手道選手権大会レポート

シニア男子 重量級上級 70kg以上 準優勝
旭川支部大成道場    木村直人 2級

 

世界総極真 志優会主催の第1回総極真関東空手道選手権大会の出場のお話しを石川先生から頂きました。

 お話を頂いた時は正直に困惑しました…色々な事情があってこの様な本州への大会や道内大会の出場も自分はもう出場はしないと決めていたからです。

 せっかく頂いたお話しを「出ません」と言うのは簡単ではなく今の自分の実力、約3年本州での大会から離れていた事も踏まえて考え悩み「これで最後!」と思い、出場を決めました。 

 まずは大会に向けてした事は、その時の体重がMAX105kgを体重判定とかで判定負けをしないように旭川保健所保健指導課の地区担当である山口さんに食事改善方法などを相談して、食事療法からの体重減少と稽古を両立させて10kg減量して大会に臨むことができました。

これについては親身になって相談に乗っていただいた山口さんには感謝の言葉しかありません。

 稽古では石川先生と大会経験豊富な川崎さん道場生皆さんからご指導を頂きながらやってきたつもりです、でも自分はその日に教わった事が10としたら1しか出来ない不器用さで2くらい出来ればいい方だと自分でも情けないくらい物覚えの悪い不器用な生徒だと思います、組手立ちの立ち方からステップ等々…通常なら2級で出来ていないといけないような事ばかり、それを改めて指導をしてくださった石川先生それでも出来ない自分に嫌気がさしだんだん落ちていきネガティブになっていく、でも稽古に行けばそんな事さえ忘れて出来ないながらも地道におこなっていました。

大会当日は、上級の部が午後からと言うのもあり大会当日は緊張しませんでしたが午前の各コートの選手たちの試合を見ていると、真剣そのものでした中には半笑いを浮かべながら試合を楽しんいでる様な初級の選手もいて、その選手は優勝をしていました。ある意味では楽しんでいる姿に羨ましさを感じ楽しめればセコンドの声も聞こえてくるんだろうな〜・・・と自分なりに勝手に解釈しました。

午後から上級の部が始まると、急に太もも脹脛と筋肉が固くなり心臓も鼓動が激しくなってきたのが分かるほど緊張と逃げ出したい気分になり、石川先生のところに行き話をさせてもらって何とか心の緊張が解けました。一回戦は41歳の自分より若い選手で体重もさほど変わらず打合いになりました。延長体重判定2kgの差でまでもつれ込み再延長で何とか苦戦しましたが勝てる事が出来ました。準決勝戦は突きが早く各地区で上級者を制している選手とでしたが、1回戦の苦戦の後だったので冷静に空いている部分を突きや膝蹴りが出来たので圧勝とは言いませんが決勝戦にまで進む事が出来ました。決勝戦前には観戦に来ていた和田山先輩に指導をしてもらったり一人になってイメージトレーニングをしたりしていました。

決勝戦です。橋本先生率いる橋本道場の方々がセコンドについて下さり橋本先生から「頑張ってください」とお言葉ももらい、川崎さんに背中を叩いてもらい集中して本戦に臨みましたが完敗とはまさしくこのことでしょう・・・完全に相手のペースで試合を運ばれ防戦一方、体が丸くやり返すことも出来ずに試合が終わってしましました。

橋本道場の皆さんや高橋道場の皆さんがセコンドについてもらったにも関わらず情けなかったです、負けた悔しさより皆さんの期待に添えなかったのが辛かったです・・・

なにより決勝戦まで行った自分なのに、他流派に初代優勝者を奪われたのが悔しくてなりません。総極真第1回関東選手権空手道大会「総極真」と掲げている以上は何とか初代優勝者は世界総極真で飾りたかったです。

 今回この大会では高橋師範推薦で出場出来ましたが、期待に添えなく申し訳なく思いますが、このような機会を与えて頂き感謝しております。

日々の稽古で指導をしてくださった石川先生、椅子に座っている時に声をかけて下さった原先生・沼田先生ありがとうございます。大成道場川崎さん、帯広本部道場齋藤さん、埼玉橋本道場橋本先生と橋本道場道場生の皆さん、ありがとうございます。

志優会大会運営スタッフの方々ありがとうございます。

 

このような大会に出場が出来る機会があれば、石川先生から頂いた言葉で「道場稽古と自宅で出来る稽古」を考え、優勝出来るように地道ですが不器用ながら稽古を積んでいきたいと思います

 

このような悔しい思いをしましたが、自分のレポートを読んで1人でも多く道外の大会に出場していただければと感じています。勝っても負けても必ず何か一つ小さなものでも発見があり、また色々な試合を見ることにより新たな発見を経て、次への一歩に繋がると感じます。少年部から一般部壮年部1人でも多く出場して貰えたらと思い乱筆乱文ですがレポートと締めさせて頂きます。

押忍

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